TECHNICAL INFORMATION

建設コンサルタント部門

河川、砂防及び海岸・海洋

大型プレキャスト部材を用いた樋門詳細設計および築堤設計

業務の概要
当該業務は、筑後川の一区間における築堤計画と、既存する樋門の改築を目的とした設計であります。
堤防は周辺地区の生活道路として兼用されており、交通量も多く、福岡県により主要地方道の計画が進んでいる区間であります。既設樋門は支川(流域面積4.7km2程度)の末端施設として筑後川合流部に設置され、近接して排水機場が整備されています。
技術的な特徴
築堤計画においては、主要地方道計画を基本として、上下流の整備状況等から、法勾配1:3.5の1枚法として整備をすすめ、堤内地側については、県道計画との整合を図るため、堤防として必要な盛土計画を行ないます。
樋門計画においては、樋門と排水機場強制排水樋管を統合した計画とし、コスト縮減・施工性に優れた設計となるように、県道計画を含めた施工計画を立案し、さらに、景観性・経済性の観点から門柱レスタイプゲート・親水性を考慮した堤外水路計画の提案を行いました。
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1.樋門構造形式

堤防を開削して行う施工となるため、短期間での施工が必要であることから、コスト・施工性・工期・省力化の観点から、総合的にプレキャスト製品を採用する計画としました。

2.景観性・親水性に考慮した提案

当該樋門は、『雄大な「筑後川」の憩いと活力のある水辺景観の創造』をテーマに、自然と調和し、橋梁、道路と融和した景観形成を目指していることから、堤外水路形状に配慮し、親水性をもたせた護岸形式を提案し、一方で洪水流に対して安全であるような計画の提案を行いました。

砂防ソイルセメント工法を用いた砂防えん堤設計

業務の概要
本業務は、砂防堰堤修正設計(H=8.0m,V=660m3)・室内試験(砂防ソイルセメント)および法面工詳細設計を行うものです。以前に砂防堰堤の詳細設計は完了しておりましたが、その後の地質調査の結果を受けて堰堤修正設計をおこなっております。
技術的な特徴
本計画の技術的な特徴として、地質調査の結果、左岸袖部に軟弱地層(粘性土 平均N≒3)が確認され、対策工を検討した結果、砂防ソイルセメントのよる人工地山工法を採用しました。
砂防ソイルセメントによる人工地山工法にすることにより、追加買収も発生せずに当初用地内で計画することができました。また、現地発生材を砂防ソイルセメントに利用するため、残土処理量が削減され、コスト縮減も行えました。
砂防ソイルセメントは、現場より採取した土砂を室内試験を実施し、適合性(環境性:六価クロム溶出試験)および配合比率を求めて採用しております。