TECHNICAL INFORMATION

建設コンサルタント部門

 農業土木

侵食を受けやすい丘陵地帯における水兼農道測量設計

業務の概要
本業務は、丘陵地帯の樹園地(受益地)と台地地帯の山林区間において、水食によって生ずる農地の侵食、崩壊、農地への土砂の堆積等を防ぎ、これにより農地の維持保全する目的で、既存の道路を拡幅・改良し、農道の効用を兼ねた水路(※水兼農道)の設計を行ったものです。
技術的な特徴
樹園地区間について、水兼農道は農作業用の現道を利用し、樹園地に多数ある乗り入れ道路を考慮して拡幅・改良を行う計画としました。 山林区間について、谷状地形及び、この地帯一帯が侵食の影響を受けやすい日南層群帯であることから、整備は谷状地形からの排水処理を確実に行うことを前提に、雨水による崩土が懸念される盛土は極力避けて現況地形沿いへの最小限の切土法面により対応しました。谷状地形の区間については、暗渠管を設置し雨水による影響が少なくなるように配慮しました。切土法面の保護対策として、全面被覆型の植生工による侵食防止対策を実施しております。
技術的な特徴
管渠更生工法は、現況を侵さずに施工が可能であり、施工期間も短縮でき、また、本管から取付管まで下水道の一体化更生が可能であるため、不明水の排除ができるという特徴があります。当現場のような地下埋設物が多く、新設が困難な箇所には非常に適していると言えます。また、開削工法と比較しても経済的になり、多方面において優位な工法と言えます。

 下図は、本業務で比較項目として採用した形成工法の一つであるシームレスシステム工法(自立管)の概要図です。