TECHNICAL INFORMATION

建設コンサルタント部門

 下水道

管更生工法における既設汚水管の利用の提案

業務の概要

対象となる団地は、現在、団地内にあるコミュニティプラント(小規模汚水処理施設)で汚水処理を行っていますが、施設の経過年数が25年を超えていることもあり、施設の老朽化が進み(写真-1)、終末処理場の処理能力も落ちています。加えて、宅内排水施設の整備状況が悪く不明水(汚水以外の雨水等)が多いため、雨が続くと最下流のマンホールから汚水が溢れるという事態も起きています。
 団地内の道路は、幅員が狭い上、水道管、ガス管、雨水排水管に加え既設汚水管が埋設されており、開削工法による新管布設が困難であると考えられました。従って、既設管を補修して利用する『管渠更正工法』を提案し、開削工法との比較検討を行っております。


技術的な特徴
管渠更生工法は、現況を侵さずに施工が可能であり、施工期間も短縮でき、また、本管から取付管まで下水道の一体化更生が可能であるため、不明水の排除ができるという特徴があります。当現場のような地下埋設物が多く、新設が困難な箇所には非常に適していると言えます。また、開削工法と比較しても経済的になり、多方面において優位な工法と言えます。

 下図は、本業務で比較項目として採用した形成工法の一つであるシームレスシステム工法(自立管)の概要図です。